県歯科技術専門学校の歯科衛生教育

ひめやま幼稚園で紙芝居を使った歯科衛生教育
くすのき保育園でクイズを解きながら楽しく学んだ歯科衛生教育

 大分県歯科技術専門学校の歯科衛生科2年生9人と3年生7人は1、3日、市内の幼稚園や保育園で歯科衛生教育を実施した。
 ひめやま幼稚園(伊藤由美子園長、189人)で1日午前10時、2年生の鴨澤沙久椰さん、後藤楓花さん、相良寧々さん、田邉史奈さん、谷村春佳さん、田上結菜さん、野中美咲さん、日髙亜美さん、吉田凜さんの9人が3人1組で分かれて、自分たちで作った紙芝居を使って虫歯の怖さや葉の大切さを説明。続いて、歯磨きのコツを指導し、園児らは実践した。
 9人を代表して日髙さんは「園児は可愛かった。思ったより真面目に聞いてくれて、歯磨き指導も口の中に入れてゴシゴシやってくれました。今後も歯を大事にしてほしい」と話した。
 くすのき保育園(川崎礼子園長、38人)で3日午前9時、3年生の今村めゐさん、酒本桃佳さん、志賀美咲さん、曽我彩乃さん、鶴原彩名さん、廣崎朱音さん、矢野さやさんの7人が、3人と4人に分かれて保護者が同席し園児16人に行った。アニメのキャラクターなどを使い虫歯になる課程などが分かりやすく描かれた学生手作りの絵本を読み聞かせた。園児、保護者ともに真剣に聞いていた。「虫歯になりにくい」「虫歯になりやすい」食べ物をクイズ方式で質問し、園児が答えていた。続いて、保護者のみに同専門学校歯科衛生科の長村敬子先生が事前に聞いていた保護者からの質問に答えた。学生が「歯科指導顎模型〈乳歯顎〉」を使って仕上げ磨きについて実演した。
 7人を代表して曽我さんは「子どもがクイズによく答えてくれて、楽しく教えることができました。笑顔でゆっくりハキハキと話すことを心がけました。歯は生涯使うものなので、おじいちゃんやおばあちゃんになってもちゃんとご飯を食べられるように、しっかりした歯にできるように指導しました」。
 矢野さんは「最初は上手くできるか緊張しましたが、子どもたちが真剣に聞いてくれて、練習通り上手く発表できました。子どもたちが聞き取りやすいよう、声の大きさや親しみやすいような話し方を心がけました。今後は日々勉強して歯石を除去する技術を頑張っていきます」とそれぞれ話した。