市旅館ホテル組合が議会に請願提出

 別府市旅館ホテル組合連合会(西田陽一会長)は5月31日付で、別府市議会に「ParkーPFI事業『上人ケ浜公園整備運営事業』に関する請願」を提出した。
 請願によると「公開されている提案内容と実施計画に齟齬が見受けられる」とし、当初のプロポーザルの提案とおりの施設とし、宿泊施設の規模の拡大をしないことや、自然景観の保護などを要望している。
 今日新聞の取材に西田会長は「砂湯は別府の宝であり、世界に誇れるもの。事業としては賛成というのが前提にある。しかし、宿泊施設が聞いていた話よりも部屋数が大きく違っていると聞いた。かつ、単価も高級単価と聞いた。それが本当であるかを確認してほしい。本当であれば、公有地を使って民業経済を圧迫するのではと懸念を持っている。もう1つは、自然景観が大切な場所。松や希少生物を守り、育て、市民の憩いの場としてほしい。今回の請願は、事実確認をお願いしている。行政からの回答は不十分だったので、議会で確認してもらい、結果を議会で判断してもらいたい」と話した。
 別府市は2日の会見の中で記者からの質問に「(ルーム数など)事業者に確認中。確認した上で、地元の人たちと協議をしてしっかりと説明をしていきたい」と答えた。