別大附属幼稚園児30人が体験

園児は小さな手でウメシロップを作った

 別府大学附属幼稚園(小河正二園長)4歳児(すみれ組、たんぽぽ組)約30人がウメシロップづくりを13日午前10時30分、別府大学36号館で行った。
 別府市は昨年度から別府公園と南立石公園のウメの現況調査をしている。別府大学食物栄養科学部発酵食品学科では、別府市公園緑地課から依頼を受けて「別府公園ウメ再生プロジェクト」として協力している。今年は5月25日に同学科塩屋研究室の学生らが別府公園で約60㌔㌘の実を採取した。それを活用するため、昨年に続き同幼稚園の園児がウメシロップを作った。
 別府市公園緑地課の河野周平主査と同学科の塩屋幸樹准教授がウメについて説明した。
 続いて、塩屋准教授の指導で園児は同幼稚園の教員らと一緒にウメと氷砂糖を使ってそれらを瓶に詰めてウメシロップを作っていった。1~2週間で飲み頃になるが、毎日瓶を振る必要があり、塩屋准教授は園児に「美味しくなれと願いながら、毎日振ってください」とお願いしていた。
 終了後、園児にはウメゼリーとウメジュースがプレゼントされ、口にすると「美味しい!」と言い、口々に「おかわり!」と言っていた。
 ウメシロップについて園児は興奮気味に「ウメ好き。すごい楽しみ」と話した。