6月別府市議会定例会きょう閉会

観光建設水道委員会の穴井宏二委員長が報告した

 令和5年第2回別府市議会定例会は23日午前10時、観光建設水道・厚生環境教育・総務企画消防の各委員会が付託を受けた議案に対する報告、討論、表決を行い、閉会した。
 ▽厚生環境教育委員会の安部一郎委員長は、生活環境課関係で「市営墓地の無縁墓や墓地の供給等に関する課題を整理するため、市営合葬墓を建設することに伴い、実施設計に係る経費を計上しているとの説明があった。委員から、点在する市営墓地の無縁墓をすべて合葬墓に集約するのか、また、集約後の空き区画をどのように供給するのかと質疑があり、同課から令和8年度の供用開始以降、市内5か所の市営墓地に数百ある無縁墓を徐々に集約すること、また、集約に伴う空き区画は一般公募により順次提供していくとの答弁があった」と報告。また、一般会計補正予算の高齢者福祉課関係などや条例議案、その他議案なども報告し、全員異議なく原案のとおり可決すべきと決定した。
 ▽総務企画消防委員会の森山義治委員長は、政策企画課関係部分で「デジタル田園都市国家構想交付金の追加額、一般旅客自動車
運送事業者の運転手として就職した就職氷河期世代の移住者の二種運転免許取得に要する経費を助成するための地域就職氷河期世代支援加速化交付金、ナイトバス運行を委託するための地域活力づくり総合補助金及び、移住支援金として移住支援事業費補助金を歳入として計上していると説明があった。歳出では、県外からの移住者を対象に、移住の促進並びに就職氷河期世代の就労や社会参加の推進を支援し、公共交通事業の運転手不足の解消を図る目的で移住定住促進に要する経費の追加額、夜間のタクシー不足による市民や観光客の移動手段の確保に加え、消費拡大による経済波及効果の向上のため、ナイトバスの運行を委託する経費及び、県外からの移住者を対象とした一般旅客自動車運送事業者における人材の育成と確保を目的として、運転免許の取得に必要な経費を計上しているとの説明があった。委員から、運転業務に特定をするよりも、新型コロナウイルス感染症の影響で退職をした運転手を対象に再雇用奨励金を支給する方が、実効性が上がるのではないかという質疑があり、当局より、既に事業者が再雇用に関する奨励金制度等の取り組みを行っているが、未だ人手不足の状況であるため、今回、交付金等を活用し、特に就職氷河期世代の就職・移住支援を手厚くし、県外の方を対象とした移住支援事業を行うとの答弁があった」と報告。また、条例議案、その他議案についても報告し、全員異議なく原案のとおり可決すべきと決定した。
 ▽観光建設水道委員会の穴井宏二委員長が公園緑地課関係で「上人ケ浜公園南側地区園路のバリアフリー化及び市民アンケート調査を踏まえて整備を行う公園内体育施設整備等を行うため都市公園整備に要する経費等を補正計上しているとの説明があった。委員から、公園内体育施設整備に関しては、公園としての維持管理ができなくなるのではないかとの質疑があり、当局から、公園としての用途を残しながら整備を行っていくとの答弁があった。また、別の委員から、バリアフリー化に関しては、園路のみならず園全体の動線を含めての整備を検討するよう要望がなされ、当局から、3年間の事業の中で園全体の動線を踏まえた整備を進めていく予定であるとの説明があった」と報告。また、別府市競輪事業特別会計補正予算、条例関係についても報告し、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した。
 また「Park―PFI事業『上人ケ浜公園整備運営事業』に
関する請願」については一部委員より、請願及び説明の内容は市が事業者と正式に計画として認定しているものではなく、請願に対する審査ができないのではないかといった意見があった。採決にあたり、委員より参考人及び執行部からの説明を受け、様々な質疑がな
されましたが、本事業の事業計画は現時点で確定しておらず、今後、執行部は事業者と協議及び地元説明を行っていくということであったことからも、議会が本請願に対する賛否を出すためには、さらに推移を見守る必要があるため、継続審査とすることを求めるとの発言があった。最終的に本請願に関しては、採決の結果、全員異議なく継続審査とすることに決定した。
 採決では、賛成多数および全会一致で可決した。
 続いて「他の普通地方公共団体の公の施設を本市の住民の利用に供させることに関する協議」「副市長の選任」「別府市教育委員会委員の任命」「別府市固定資産評価審査委員会委員の選任」「農業委員会委員の選任」「別府市職員懲戒審査委員会委員の選任などが追加」が議案上程され、長野恭紘別府市長が提案理由を説明し、議会は異議なく同意した。
 副市長人事については市長公室新湯治・ウェルネスツーリズム推進室の岩田弘(68)氏と公益財団法人大分県産業創造機構専務理事の阿部万寿夫(61)氏の2人を選任し、満場一致で同意された。
 副市長に選任された岩田氏は「副市長という大役を仰せつかり、まことに身に余る光栄であるとともに、その職責と使命の重大さに改めて身が引き締まる思いです。別府で生まれて別府で育ち、別府で生活をし、別府しか知らない私ですが、市職員として長年にわたり行政に携わってきました。この経験や知識を最大限に生かし、誰もが住んで良かったと思う別府市の更なる発展に向け、また長野市長の市政運営の『市民の心に寄り添う政治』『市民の皆さまから感謝される市役所』にするために微力ではありますが、職員一丸となって取り組んでまいります」。
 阿部氏は「生まれは大分市ですが、高崎山のふもとで文化圏は別府市です。小さいときから、お風呂は浜脇温泉、買い物は別府近鉄百貨店、病気になったときは松本小児科でした。慣れ親しんだ別府の、しかも副市長として仕事をさせていただくというこんな名誉なことはありません。その一方で、職責の重さに身が引き締まる思いです。これより長野市長をしっかりとお支えし市職員とともに更なる別府の発展に向けて全力を尽くしてまいります」とそれぞれあいさつした。
 続いて「令和4年度別府市一般会計繰越明許費繰越計算書の提出」など7件を報告した。泉武弘氏(行財政改革クラブ)が質疑を行い、日置伸夫観光産業部長、大町史産業政策課長が答弁した。
 議員提出議案2議案、議員派遣について全員異議なく可決した。
 今議会で退任する阿南寿和副市長が「2015年6月に議会の同意をいただきまして丸8年間、務めさせていただきました。市政におけるいろいろな場面でいろんな形でご指導ご鞭撻を賜りまして、ありがとうございました」とあいさつ。市議会を代表して加藤信康議長が「平成27年6月に副市長に就任され、大分県での豊かなキャリアと穏やかな人柄で8年間の長きにわたり、長野市政を支えてこられました。長野市政の1期目から支えてこられ、別府の礎を築くとともにこれまで持続可能な別府市政の安定運営に寄与されたことに対し、心より敬意を表します」とお礼の言葉を述べた。