「残月亭」のお茶会に感激
本職は畑病院(別府市中島町)の理事長。「病院とは違う責任を負うことになりました。フィールドが広がると思い、引き受けました」と開口一番。
今月6日に京都の北山会館で15代家元の千宗左氏出席のもと総会が開かれ、新任支部長としてあいさつした。総会に先立ってお茶会が催された。松風楼で待った後、残月亭に通された。10人も入るといっぱいの小さな残月亭は豊臣秀吉も茶の湯を楽しんだと伝えられている「秀吉の間」がある。
「『秀吉の間』は一段高くなっていて、私たちが座ることはできませんが、数百年の時を越え、秀吉と同じ空間で飲んだお茶はおいしかった。お茶の味は大好きです」と感動した様子。
祖母が茶道をたしなみ、亡くなった父一郎氏も表千家同門会県支部長を務めた。今回、岩屋毅衆院議員からバトンタッチされ、支部長に。
「小さいときからお茶を飲んできましたが、作法の点ではまったくの素人で、いま勉強中です。本を読んでもなかなか分からない。いろんなお茶会に出て経験するしかないんです」という。
妻和子さんが茶道のベテランで、これから家でも毎週お茶会を開きたいそうだ。また畑病院には老健施設があり、コロナ禍で休んでいたお茶会を復活させ、お年寄りの気持ちをなごませたい考え。病院スタッフのお茶会も開きたいという。
昭和23年8月10日生まれ。県立別府鶴見丘高校から久留米大学医学部に進み卒業と同時に別府の九大温研(現・九州大学病院別府病院)に20年間勤務した循環器内科の医師。九大で学位を取った。今年は医師になって50年の節目の年だ。
本当はアウトドア派でテニスとハンディ19のゴルフが趣味。別府北ロータリークラブの会員で、奉仕活動にも率先して汗を流す。