外国人留学生らから世界を学ぶ

外国人留学生らの話を聴き、世界の国について学んだ

 別府市教育委員会は、グローバル人材育成を目的に、市立の幼稚園、小・中学校にグローバルサポーターとして、立命館アジア太平洋大学(APU)の学生を派遣。前半最後となる12日午前11時40分、鶴見台中学校(河野理校長)の2年生を対象に交流を行った。
 サポーター30人の募集に対して、60人ほどの応募があり、▽日本在住で英語が話せる▽日常会話程度の日本語ができる▽国際学生の場合は、資格外活動の許可がある▽子どもが好きで、学校や地域の人と協力して活動ができる、などの条件を満たすかなどの面接を行った。
 この日は、ベトナム、ミャンマー、中国の出身と米国育ちの日本人の4人の学生が派遣された。それぞれ、自国の言葉、スポット、伝統や文化、お祭り、食事などを英語で紹介。クイズを出し、生徒が英語で答える場面もあった。ミャンマーの気温が毎日35度以上ある暑い国だと聞いて、生徒は驚きの声をあげた。他にも、国旗の持つ意味や、多様な国の人々が住んで、お互いを尊重しながら生活していることなどを伝えた。
 志賀ひまりさん(14)は「国の名前とかは何となく知っていましたが、米国の国旗の星の数の意味や、各国の食べ物の写真などを見せてもらい、初めて知ることばかりで、楽しかったです。多くのことを学ぶことが出来ました」と話した。
 11月からは、後半の派遣事業の実施を予定している。