車いすバスケの魅力体感

日本代表など関係者が別府市を訪れて大会をPRした

 中村裕杯アジアドリームカップ2023国際車いすバスケットボール大会が15、16日にべっぷアリーナで開催されるのを前に13日午前10時、関係者が別府市役所を訪れた。
 車いすバスケ発祥、日本パラスポーツの父と呼ばれた故・中村裕氏の功績を讃えるとともに、歴史ある大分県の障がい者スポーツへの取り組みを世界に発信する。また、次世代の男子日本代表の競技力向上を図り、車いすバスケの普及を図るのが目的。
 参加するのは、日本、チャイニーズ・タイペイ、フィリピン、タイ王国の代表チーム。九州選抜や各国代表が試合を行う他、別府溝部学園とU16大分県選抜による試合も予定されている。
 さらに、体験イベントとして、東京2020パラリンピックに日本代表として出場した藤澤潔さんが車いすの楽しさを教える体験イベントなどもある。入場無料。
 市役所を訪れたのは、日本代表の京谷和幸ヘッドコーチ、堀内翔太キャプテン、一般社団法人大分県車いすバスケットボール振興協議会の安部省祐会長、上野公則、渡邉祐一両副会長、矢田成昭大会実行委員長、曽川稔大会事務局長。京谷ヘッドコーチは「若い選手も連れてきているので、国際経験を積むよい機会。体格などでは海外の選手には勝てないので、スピードや運動量が求められる。新世代で挑む」と話した。
 阿部万寿夫副市長は「テレビなどで見るとと、激しくぶつかるシーンなどもあり、迫力があるスポーツだと思う。ケガには気を付けてほしい」などと話した。