「海の日」関の江海水浴場開き

子どもたちが新しくなった関の江海水浴場で初泳ぎを楽しんだ

 別府市は、「海の日」の17日午前10時、令和5年度関の江海水浴場開きを行った。これまで、海岸工事のために冷川の北側の自然海岸で行っていたが、元々、海水浴場だった南側の砂浜の工事が終了したため、15年ぶりに元の場所での海水浴場開設となった。期間は8月12日まで。
 大分県によって行われた工事では海岸の幅約420㍍、堤防までの一番長い場所で約120㍍を改修。堤防と護岸を整備して、その中間に砂浜を整備した。
 安全祈願祭では、八幡竈門神社の西本隆秀宮司が神事を執り行い、シーズン中の無事故を祈願した。神事終了後、長野恭紘別府市長が「前日には、皆さんに海浜清掃をしていただき、美しい自然を守りながら、今日を迎えることが出来ました。様々な趣向を凝らして27日間、素晴らしい憩いの場、遊びの場となりますように願っています」とあいさつ。
 来賓の加藤信康市議会議長は「久しぶりにこの海岸に来て、ここまでキレイに整備していただいたことに感謝します。多くの人が遊びながら海を知り、守る貴重な場所にしてほしい」と祝辞。海水浴場を管理・運営する地元古市町自治会の後藤敏之会長は「やっとここに帰ってきました。長く待ちましたが、多くの人に喜んでもらえる海岸にしたい。賑やかな海岸になるとうれしい」と述べた。
 会場には、今年は「砂ASO BEACH」として、期間中は、バーベキュー(3日前までに予約)、キッチンカー、ビーチヨガ、浮き輪飛ばし選手権、ダイビングやウインドサーフィン、SUP、ヨット体験といったマリンスポーツが楽しめる。また、日本風景街道海べの道推進協議会による海の環境看板の展示などもあり、プラスチックごみの問題を多くの人に知ってもらい、海を守る活動を呼びかけている。
 海水浴場開きを待ちわびた子どもから大人まで、多くの人が訪れて、猛暑の中、海に飛び込んで「気持ちいい」「楽しい」と大ハシャギだった。