日出町にゆかりのある瀧廉太郎の没後120周年を記念して、「こどもたちへ『瀧廉太郎の誕生日を祝う日出町コンサート』」が24日午後2時、日出町中央公民館で開催された。実行委員会主催。
瀧家は、日出藩家老の家柄。平成23年には、廉太郎ほか一族のお墓と明治37年に東京音楽学校同窓生有志が建立した碑とともに、先祖が眠る日出町の龍泉寺に移されている。
コンサートでは、バス・バリトンの池田直樹さん、メゾ・ソプラノの池田早苗さん、ピアノの飯田俊明さんが出演。まずは、日本の四季や子どもが好きな歌謡曲などの他、ミュージカル、オペラを披露。
第2部では、瀧廉太郎の曲を歌った。テノール歌手の生野聡さんが「箱根八里」を披露。「瀧廉太郎の子どもの歌」と題して、「すずめ」「お正月」などを歌った。最後は、ゲストのピアニスト・喜多宏丞さんが「憾(うらみ)」を弾き、訪れた人たちは、時折、一緒に歌ったりして瀧廉太郎の世界を楽しんだ。