湯けむり歴史講座の1回目

鎌倉時代の別府などに
ついて話す飯沼特任教授

 別府市教育委員会は23日午後2時、公会堂で令和5年度第1回湯けむり歴史講座を開催した。
 飯沼賢司別府大学特任教授が「鎌倉時代の別府と竈門氏の謎」をテーマに講演をした。豊後地域で活躍した鎮西八郎為朝の伝説に触れ「為朝には使命があったと思う。為朝の父は中央で警備責任者のような要職を勤め、その長男(源頼朝の父)は鎌倉を拠点に武士団をまとめていた。為朝には九州の武士団をまとめる役割があったのではないかと思う」などと話した。
 竈門荘について「弥勒寺領の根本荘園」とし、八幡竈門神社の成り立ちを紹介。竈門氏については「謎が多く、未だによく分からないことが多い」と話した。
 湯けむり歴史講座は全5回で、今後は、9月21日、10月25日、11月16日、12月5日に予定されている。いずれも午後2時から、公会堂。詳しい問い合わせは、社会教育課(電話21・1587)へ。