参加型子ども食堂でカレー作り

お米を炊くために
火起こしをする子どもたち

 別府東ロータリークラブ(笠木隆弘会長)は2日午前10時、参加型子ども食堂「世界一おいしいカレーライスを作ろう」を別府市立中央小学校内にあるポラリス児童クラブで開催した。同クラブと境川学童ちびっこクラブの子どもら約50人、RCメンバー11人が参加した。
 3年前に青少年奉仕事業として企画したものの、新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなかった。講師は、別府市在住の福原順子さん。福原さんは湯布院町の「山荘四季」(子どもの文化研究所)で子どもたちのキャンプ指導などを行うとともに、「ひとり劇じゅんこ」として人形劇公演などを行っている。
 笠木会長が「火を使ったりするので、みんなで協力して楽しんで美味しいカレーを作ってください」とあいさつ。福原さんが人形劇を披露し、盛り上がった。
 カレー作りでは、火を起こしてお米を炊いたり、トッピングのウインナーやチーズを炙り焼きにしたり、みんなで一緒に取り組んだ。お米炊きでは、薪を割って準備をし、マッチで火をつけた。子どもたちはマッチを使ったことがなく、つけ方から教えてもらった。火がつくと「熱い」とすぐに離してしまい、なかなか火がつけられない場面も。どうやったらうまくつけられるか、1回目の失敗から薪の近くでマッチをこするなど工夫をした。火がつくと、筒状の棒を使って息を吹きかけ、火を大きく安定させた。うまく吹きかけられずに悪戦苦闘する子もいたが、福原さんら大人に教えてもらいながら、挑戦した。
 トッピングの炙りでは、串にウインナーなどを刺して七輪で炙った。焼きたてを味わい「美味しい」と笑顔になった。
 最後に、完成したカレーをみんなで美味しく味わった。