「おじか」利活用を探る

 別府市は、別府市立少年自然の家「おじか」の再整備・利活用に関するサウンディング調査を行う。サウンディング調査は、民間事業者から事業の可能性などについて行う市場調査。
 「おじか」は、阿蘇くじゅう国立公園に隣接した、自然に囲まれた場所にある。青少年の健全育成を目的に、昭和54年5月15日に開所し、小中学校の宿泊学習を中心に、部活動の練習合宿、子ども会や青少年団体の相互交流などとして延べ90万人以上が利用した。
 コロナ禍で宿泊業務ができなくなり、令和2年10月に休所し、利活用について検討を重ねてきた。令和3年度に1度調査を実施しており、その時は1事業者が参加し、平日は教育施設として活用して週末はファミリー層などを取り込んだ施設が提案された。しかし、より多くの事業者の多様な意見を聞くため、委託業者を選定し、さらに多くの可能性調査を行い、施設の方向性をまとめる。
 アンケート調査票を6日まで公募。アンケートの回答をもとに、28日から10月13日までの間に個別に対話を予定している。各種資料は別府市の公式ホームページからダウンロードできる。
 問い合わせは、株式会社建設技術研究所東京本社都市部PFI・PPP室(電話03・3668・0910)へ。