「通信簿の少女」を上映

30日(土)にブルーバード会館
3階ホールにて上映

 昨夏にBS―TBSで放送されたドキュメンタリー作品「通信簿の少女を探して~小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今~」(匂坂緑里監督)が、30日(土)午後3時、午後5時30分の2回、別府ブルーバード会館3階ホールで上映されることになった。「TBSドキュメンタリー映画祭」は、テレビで放送されなかった映像を、同局が映画祭という枠組みで上映する。別府市政100周年の協賛行事の一環。
 「通信簿―」は、「令和4年度(第77回)文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門」で優秀賞を受賞するなど、高い評価を受けた。画家ゴーギャンの古書に挟まった昭和23年の小学6年生の少女の通信簿をきっかけに、その通信簿を返すべく、少女探しの旅にでる物語。少女探しの旅を通して、日本の戦後史をひもとき、舞台となる別府市が担った役割についても描いていく。「旅人」として女優の三浦透子が出演するほか、山田洋次監督、加藤登紀子、ジャズピアニスト秋吉敏子にインタビューを行うなど、重厚な作品に仕上がっている。
 上映会では匂坂監督や直木賞作家の角田光代さんも駆けつけ、上映後のトークショーも開催する。今日新聞社が協力。入場は無料となっている。