石垣一燈園の平野ハナ子さん100歳

元気に100歳を迎えた平野さん(中央)

 別府市大畑の平野ハナ子さんが11月29日に100歳の誕生日を迎え、田辺裕・別府市市民福祉部長が30日午後2時、平野さんが入所する特別養護老人ホーム市石垣一燈園を訪れて長寿を祝った。
 平野さんは大阪府出身で、戦後、大分県に移り住んで結婚。2人の娘に恵まれるも、夫に先立たれ、その後別府市に移った。大学の寮母を務め、60歳を過ぎてから勉強のために通っていた教室で知り合った男性と再婚。その夫も8年ほど前に亡くなり、しばらくは一人暮らしをしていたが、現在は石垣一燈園で暮らしている。娘2人から見た平野さんは「明るく、シャキシャキしたしっかり者。とても苦労してきた人」だと言う。グラウンドゴルフやちぎり絵など多趣味で、70歳を過ぎてからパソコンを始めるなど、常に新しい事に興味を持ち、チャレンジしてきた。子ども2人、孫4人、ひ孫9人、玄孫1人に恵まれた。
 この日は、娘、孫、ひ孫が同席。田辺部長が表彰状とお祝い金、市長からのメッセージを手渡した。石垣一燈園からも、ピンク色のクッションとクマのぬいぐるみがプレゼントされ、平野さんは満面の笑顔で「ありがとう」とこたえた。