アール・ブリュットの芽ばえ展

トキハ別府店西館4階特設会場で開催中

 別府市アール・ブリュットの芽ばえ展(同実行委員会主催)は8日まで、トキハ別府店西館4階特設会場で開催している。
 時間は午前10時から午後7時、最終日の8日は午後3時まで。
 初日の1日午前10時30分から、オープニングセレモニーが同所で行われた。
 今展示会は、芸術の鑑賞や創造を通じて、障がいのある人の日常生活及び社会生活を豊かなものとし、障がいのある人ない人との相互理解が促進されることを目的としている。3日から9日は障がい者週間であることから、期間中の1日から8日に開催する。
 実行委員長の首藤辰也・社会福祉法人別府発達医療センター事務局長が「今年度は、大型作品と小作品のバランスの取れた作品展示になっています。アートが就労の機会となるような事業所も増えています。今展示会がきっかけとなり、アートに興味を持ち将来的にアート作品が工賃収入などのきっかけとなれば大変うれしいことです」。
 続いて、清家陽子別府市市民福祉部障害福祉課課長補佐兼管理係長(課長代理)が「この展示会は、平成27年度に開催して以来、今年で9年目を迎え、かなり認知や愛着が持たれ定着もしつつあると思っております。地域住民にとって、障がい者への福祉についての関心と理解をより深めていただく良い機会となれば幸いです」とそれぞれあいさつ。作家を代表して来場した2人もあいさつした。
 作品展には絵画・工芸・造形・動画など110点が展示されており、2日に行うワークショップで地球に見立てた紙にプリザーブドフラワーを刺して完成させる作品で全111点の展示が完成する。また同ワークショップでは午前10時30分から、別府大学生と一緒に「サンタだるま」を作り、参加者はそれを持って帰ることができる。