観光建設水道など3委員会で審査

観光建設水道委員会では13議案が審査された

 令和5年第4回別府市議会定例会は11日午前10時から、観光建設水道、総務企画消防、厚生環境教育の各委員会が議案審査を行った。
 観光建設水道委員会(穴井宏二委員長、8人)では、公営競技事務所、観光課、温泉課、産業政策課、都市計画課、都市整備課、公園緑地課、上下水道局から出ている13議案について審査した。
 上田亨公営事業部長、公営事業部公営競技事務所から山本直樹公営競技事務所長、松本弘次公営競技事務所参事が出席。
 上田部長が「特別会計補正予算ですが、今年度の車券売上額の増加が見込まれることから関連経費の追加額を計上しています。アナログ車券からデジタル車券への時代の変化に対応するため、地方公営企業法を適用し、公営事業部から公営企業局に組織の改編をします」と述べ、詳細を山本事務所長が説明した。
 委員から「基金条例の改定だが、平成27年第1回観光建設水道委員会で当時の競輪事務課長から『老朽化した競輪施設の経費としての財源を確保するために基金を設置する』との説明があった。これだとポータルサイトを作るために条例を変えるわけではないということか」と質問。山本事務所長が「今の基金が使えないから条例を変えるものではない。今回上程をしている別府市競輪事業建設改良基金条例では、ソフトウェアを含む固定資産の新規取得、価値の増加に要する経費で経営規模の拡大を図る施設または設備の整備のための経費に充てるために、今の施設整備基金を廃止し新たに競輪事業建設改良基金を設置します」と答えた。
 そのほか、委員から「公営企業化するメリットとデメリットはなにか」「支出で職員の増という話があった。どういう任用の職員なのか」との質問があり、山本事務所長が答えた。
 採決を採り、同委員会に付託された議案は、全会一致で原案のとおり可決するものと決定した。
 上田享公営事業部長が「昨日まで別府競輪で『開設73年記念オランダ王国友好杯』を開催させていただきました。売り上げ目標の51億円に対して、実績は51億4200万円の売り上げを達成しました。皆さまの日ごろからのご支援ご協力の賜物と思っています」と報告があった。
 産業政策課から「別府市と株式会社イズミの事業用借地権設定契約等に関する今後の方向性と未来志向の取組について」、公園緑地課から「Park―PFI事業の進捗状況について」の報告があった。
 総務企画消防委員会(森山義治委員長、9人)、厚生環境教育委員会(安部一郎委員長、8人)もそれぞれ審査した。
 各委員会報告は第4回別府市議会最終日の19日に行われる。