別府市退職校長会(河野三教会長)は令和5年度表彰状授与式を21日午後0時55分から、別府市立鶴見台中学校で挙行した。
同会では、昭和55(1980)年から市内公立小・中学校の児童・生徒で、別府学を含む学芸、スポーツ、善行および児童・生徒会活動などで優秀な成績や顕著な活動のあった人や団体を顕彰している。
同中学2年の竹本朝洸さんは、中学校文化連盟主催の第6回大分県中学校将棋名人大会A級で優勝している。
授与式では、河野会長が「将棋は日本の文化です。これからも精進してください。鶴見台中学校のみんなに、その頑張りを見せてください」とあいさつ。
河野理校長は「将棋で活躍し素晴らしい成果を挙げている竹本君を認めていただき、表彰の機会を与えていただき嬉しく思います。子どもたちを引き上げるとともに、来年はより多くの生徒の話ができるように努めてまいりたいと思います」。
野中公二教頭が「竹本さんは6歳から将棋を始め、今は3段の腕前です。学校では毎週火曜日にあるコミュニティースクールでは、彼と将棋をしたいがために来る人もいると聞いています」と紹介し、担任教諭の佐藤千笑さんが「昨年から担任をしていますが、竹本君は学習面でも運動面でも目標を持って取り組んでいます。将棋は趣味と言っていますが、大会に出るときは目標を持って取り組んでいて素晴らしいです」とそれぞれ述べた。
河野会長から表彰状を授与された竹本さんは「幼稚園のときに友だちから誘われて始めました。強くなるために本を読んで戦術を学び、オンラインで挑戦しています。大分県は将棋連盟の方々が他県より多くの大会を開催していただいているので、大会に出られることに感謝しています。将棋を差しているときは、いろんな手を考えて相手に勝てたときは楽しい。今後の目標は、大分県で優勝して全国大会に出たい。棋譜が似ているので棋士の永瀬拓矢さんが目標。得意なのは居飛車で角換わりという戦法です」と笑顔で答えていた。