成松咲良さん、渡辺明子さん
国際ソロプチミスト別府（内田陽子会長）は第３５回クラブ表彰式を１９日午前１１時３０分、ホテルアーサー１０階で実施した。
受賞者は、大分市医師会大分准看護学院２年生の成松咲良さん（２４）、松尾里美さん（４３）＝いずれも「夢を生きる賞応募」＝、オカリナの調べ・みずぐるま代表の渡辺明子さん（７０）＝「輝く女性賞」＝の３人。
内田会長が「夢を生きる賞応募のお二人、仕事と子育てを両立しながら看護師をめざして一生懸命頑張っています。私たちは応援しています。そして、輝く女性賞の渡辺さん。オカリナの調べ・みずぐるまを結成して２０年、地域社会においてボランティア活動を積極的に行ってこられ、これからも引き続き活動されることを祈っています」とあいさつ。
続いて、畑和子・奉仕プログラム委員長と山本照子・ソロプチミスト日本財団委員長が表彰プログラムを紹介した。
表彰状を授与された成松さんは「これから学校が３年間あるのですが、目標に向かって頑張っていきます」。
松尾さんは「４０歳で看護学校に行き学ぼうと思い、すごく苦しい経験をしました。この賞のことを知って、改めて自分のこれまでを振り返り、初心を忘れずに勉学に励むことができました。いくつになっても夢を追いかけて、夢を達成できることを知れて、今後も頑張って生きていきます」。
渡辺さんは「オカリナの調べ・みずぐるまが、このように活動してこれたのは一緒にやってきた仲間がいたこと、その活動を支えてくれた家族がいたことです。２年前に夫を亡くしたのですが、入院する１カ月前まで自宅で介護していたとき、その際に『オカリナを吹いてくれ』と言われ彼の好きな『浜辺の歌』を吹きました。彼は目をつぶって『心がすーっとした。これからも続けなさいよ』と私にエールを送ってくれました。今も『浜辺の歌』を悲しみの中で演奏できないのですが、いつかすべてを乗り越え、オカリナを聞いてくださる方々に心を込めて『浜辺の歌』を演奏できるように強くなりたいと思います」とそれぞれあいさつした。