別府大学の新校舎建設起工式

来年1月31日完成予定の看護学科
(仮称・設置構想中)の実習・研究室棟
苅初の儀を行う二宮滋夫学校法人別府大学理事長

 学校法人別府大学(二宮滋夫理事長)は「別府大学看護大部(仮称・設置構想中)実習・研究室棟新築工事」に伴う起工式を2日午前10時、内竈の建設予定地(国立病院機構別府医療センター敷地内)で挙行し、約50人が出席した。
 火男火売神社の加藤兼司宮司が神事を務め、苅初(かりそめ)の儀、穿初(うがちはじめ)の儀、斎鋤(いみすき)の儀、杭打(くいうち)の儀をそれぞれ行った後、玉串奉奠を二宮滋夫学校法人別府大学理事長、友永植別府大学学長、溝部芳明学校法人別府大学常任理事、村中陽子別府大学看護学部(仮称・設置構想中)設置準備室室長、川中博文国立病院機構別府医療センター副院長、工藤雅史・工藤雅史建築研究所代表、梅林秀伍・梅林建設㈱代表取締役、河野作業所長が行った。
 起工式終了後、二宮理事長が「別府大学は別府医療センターのご協力を得まして、この地で新しく看護学部(仮称・設置構想中)を開設することとしました。令和7年4月を予定しており、同学部に必要な実習施設、図書館、そして大学の教員の研究室などが入ります建物を建てることとなりました。施工管理をお願いする工藤雅史建築研究所、建物の建設をお願いする梅林建設(株)に置かれましては、中央看護学校が今年度も授業を行っている中、病院施設がある中での工事となります。工事の安全に万全を期して、来年1月末に完成していただくようお願いします」。
 梅林代表取締役は「医療業界は人手不足が深刻化し、特に看護師は不足しています。医療の高度化、複雑化、高齢者人口の増加で、看護師の需要はますます増えていくと予想されます。来年4月に開設されます別府大学の看護学部(仮称・設置構想中)は、医療を取り巻く環境の変化、地域のニーズ、意識の多様化などに対応できる有能な人材を養成される。時代の要請に沿って、別府大学が需要な役割を担うことを銘記しまして、建設は安全第一に品質管理・施工管理に万全を期して、工期内に立派に完成させて皆さんのご期待に沿う決意です」とそれぞれあいさつした。
 実習・研究室棟の工事期間は、令和6年4月1日から令和7年1月31日。鉄筋コンクリート造り地上4階建て、PH(ペントハウス)1階で延べ床面積3266・18平方㍍(988・10坪)。