明日から春の全国交通安全運動

約110人が参加した出発式
国道10号沿いで行った街頭啓発活動

 「春の全国交通安全運動」(6日から15日までの10日間)に先立ち5日午前7時20分、市交通安全対策協議会(会長、長野恭紘別府市長)主催の出発式が的ケ浜公園北側の広場で行われた。別府警察署、県交通安全協会別府支部、地域交通安全活動推進委員、別府市交通安全指導員会、別府青年会議所、別府市タクシー協会など関係者約110人が参加した。
 長野市長は「人身事故は例年減少傾向と聞いていますが、昨年も尊い命が犠牲になるという事故が発生しました。犠牲になった方も、事故を起こした方も大変不幸なことになります。そのことを想像しながら、これからの春の全国交通安全運動という機会を使って、皆さん方が率先してマナーアップを啓発していただきたいとお願いします」。
 染矢憲康別府警察署長は「別府署管内の交通情勢は、人身事故は減少傾向にありますが、2月に死亡事故が発生し、物損事故は昨年より大幅に増加しています。別府警察署としても、事故ゼロをめざして横断歩道、通学路、国道の取り締まりを強化していきます。皆さんもこの状況を理解した上で、指導・啓発活動を行っていただければ幸いです」とそれぞれあいさつした。
 来賓の幸勝美・県交通安全協会別府支部長、山名義弘別府地区安全運転管理協議会長が紹介された。
 染矢別府署長らはパトカーに乗り込み、市内で街頭啓発活動中の県交通安全協会別府支部地域・職域分会員、地域交通安全活動推進委員らの激励に出発した。
 引き続き、街頭啓発活動に移り、県交通安全協会別府支部女性ドライバー協議会員らが国道10号沿いに立ち「交通安全運動実施中」「優先横断歩行者」「全席シートベルト」「スピード注意」などと書かれたプラカードを掲げて、停車中のドライバーに注意するよう呼びかけた。的ケ浜公園前を含めて、市内70カ所で約300人が参加した。