大分県立竹工芸センター入校式

入校生を代表して廣瀬さんが宣誓をした

 大分県立竹工芸訓練センター(高橋泰幸所長)の令和6年度入校式が5日午前10時、同センターで挙行された。
 定員は12人で、6年度の応募者は29人だった。試験に合格した男性2人、女性10人が入学式に臨んだ。入校時の平均年齢は、33・8歳で、67%が県外から。
 高橋所長が入校を許可して「皆さんは、竹工芸の知識と技能の習得に強い意欲を持って本校を目指し、晴れて入校されました。お祝い申し上げます。伝統的工芸品である別府竹細工の後継者育成を目的に設置されており、全国で唯一の公共職業能力開発校です。多くの修了生がおり、全国で竹産業で活躍をしています。訓練生としての自覚と誇りを持ち、同じ志を持つ仲間としてお互いの個性を尊重し、切磋琢磨してほしい」と式辞。
 岩尾誠二県商工観光労働部審議監が県知事の告示。来賓の阿部万寿夫副市長、猿渡久子県議、桝田貢県議、川野智宏別府公共職業安定所長、岩尾一郎別府竹製品協同組合理事長がそれぞれ祝辞を述べた。
 入校生を代表して、廣瀬琴葉さん(23)=愛知県出身=が「訓練生としての本分を尽くすとともに、専門的な知識や技能の習得に懸命の努力をします」と宣誓した。訓練生は今後、2年間かけて竹工芸の知識や技能を学ぶ。