「べっぷの文化財」54号を発行

古代の別府について
書いて紹介した

 別府市教育委員会と市文化財保護審議会はこのほど、「べっぷの文化財ー古代の別府ー」を発行した。第54号。
 「別府の古代」をテーマに、「豊後風土記」の紹介や速見郡衙に関する考察など、豊富な資料をもとに、審議会委員の清水宗昭さんが執筆をした。
 「古墳時代の別府」では「鬼ノ岩屋1・2号墳は石室内に壁画が描かれている特異な装飾古墳であり、いずれも豊後地方の盟主にふさわしい墳墓」とし「別府湾をめぐって古墳時代の盟主墳が築かれていることは、この地が、地政的に枢要な地であることを物語るものである」と考察している。
 他にも、奈良・平安時代の別府についても書かれている。
 冊子は250部作成され、市役所5階の社会教育課窓口や市立図書館で無料配布されている。