ツーリズム別府大使に八木さん

別府温泉に魅せられて活動の輪を広げる
八木さん(右)を大使に委嘱

 別府市は26日午後5時、市役所で「ツーリズム別府大使」に八木みちるさん(51)を委嘱した。
 八木さんは神奈川県出身で、2010年に大分県に移住し、温泉に魅せられて2013年に別府市民に。コトリカフェを運営する傍ら、NPO法人別府八湯温泉道名人会の理事を務め、現在は副理事長。2020年には「ベップ温泉部」を立ち上げ、現在は2171人のメンバーがいる。
 温泉ソムリエアンバサダーや温泉マイスターなど多くの温泉に関わる資格を持ち、大好きな別府温泉を全国に広げる活動をしている。
 今年、都会の女性をターゲットにした女子旅に特化した旅行業を開業予定。
 長野恭紘別府市長が委嘱状と記念品の竹製の名刺入れと名刺を手渡して「すっかり別府の人だなと思っています。市民になって10年、いろいろな活動をして、別府温泉を宣伝してもらっています。『よい風呂の日』に大使になってもらい、うれしいです。別府の魅力をこれからも世界に伝えてほしい」とあいさつ。
 八木さんは「10年の節目に大使に委嘱され、夢のようです。勝手に別府の活性化をするという思いで移住してきました。縁もゆかりもなかったのですが、人が愛情あふれて寛大で、移住の先輩や温泉道の人たちに支えられて、感謝です。これまで以上に別府に多くの人に来てもらい、ねんごろにし、ファンになってもらって移住してもらえるようにしたい」と話した。