バケツ稲づくりセットを寄贈

佐藤代表理事組合長(左端)から児童代表4人に
バケツ稲づくりセットが贈呈された

 べっぷ日出農業協同組合(佐藤隆博代表理事組合長)は23日午前10時15分、別府市立境川小学校(佐藤健校長)を訪ねて、バケツ稲づくりセット70セットを寄贈した。今年も、別府市内9小学校、日出町内1小学校に計680セットを配布した。
 食育の推進、農業体験を通じた担い手の育成が目的。田んぼ代わりのバケツに米の稲を植えて、秋に収穫を行う。境川小学校では、総合的な学習の時間の一環として行う。
 境川小学校から猪俣陽亮教頭、5年生(65人)を代表して津福郁斗さん(10)、矢野雄大さん(10)、森永康介さん(10)、金城来希さん(10)、べっぷ日出農業協同組合から佐藤代表理事組合長、平野慎一指導経済部営農企画経済課係長、安部科子総務部企画総務課主任が出席。
 児童にバケツ稲づくりセットを手渡した佐藤代表理事組合長は「皆さんは日ごろ美味しいお米を食べていると思います。バケツを田んぼに見立てて、稲の種をまいて苗を育てて秋に立派なお米になるようにバケツ稲セットを持ってきましたので、秋に美味しいお米になるように大事に育ててください。自分が育てる稲を大切にして、管理してください」とあいさつ。
 津福さんが「毎日、大切に育てていきたい。大きな粒のお米になってほしい。キツいこともあるかもしれませんが、美味しいお米が食べられたら嬉しいので、頑張ります」。
 矢野さんは「みんなに美味しいお米を作ってもらいたい。毎日、水やりをします。そして、美味しいお米になるよう見守ります」。
 森永さんは「安全に稲を枯れないように、真剣に管理して育てていきます。毎日、水やりをしていきたい。みんなが水やりを忘れているときは、水やりをしていきたいと思います」。
 金城さんは「毎日ご飯を食べているので、どういう風にお米になるのか成長が気になっています。稲を育てる農家の皆さんが、どんな思いで育てているのか、どんな苦労があるのか知りたい。授業で安全に稲の育て方を学びたい」。
 猪俣教頭は「JAグループからいただいたバケツ稲づくりセットを充分に活用して、農業について学んでいきたいと思っています。本日は貴重なセットをいただき、ありがとうございます」とそれぞれ謝辞を述べた。