山の手小学校が文部科学大臣表彰

子どもの読書活動で
優秀実践校に選ばれたことを市長に報告

 別府市立山の手小学校(川原強史校長)の令和6年度の取り組みが「令和7年度子供の読書活動優秀実践校・文部科学大臣表彰」を受賞。10日午後3時、長野恭紘別府市長に報告した。
 山の手小学校では、▽不読率の低減=まずは本に興味を持ってもらうために、おすすめの本のPOPを作り担任の許可を得たものをファイリングして図書室に展示したり、週1回読書の時間での読み聞かせ、給食時間の読み聞かせ「ブックランチ」、累計50冊読んだ子に一度に3冊借りられるのを4冊にする「プラス1(ワン)券」を発行▽多様な子どもたちの読書機会の確保の取り組み=読んでいる部分以外を隠して読書に集中できるツール「リーディングストッカー」の貸出
 ▽デジタル社会に対応した読書環境の整備の取り組み=調べ学習の際にある程度調べる方針を作るために調べ学習支援ファイルを適宜作成▽子どもの視点に立った読書活動の推進の取り組み=年度初めのオリエンテーションや分類の工夫、図書館祭では学年ごとに使いやすいように工夫したスタンプラリーの実施、分かりやすい子どもの興味を引く本の紹介などを実践。
 報告には、川原校長と司書の五十川喜奈さんが出席し、活動内容について報告した。長野市長は「新しい図書館ができ、蔵書も増えるので、是非子どもたちに現地に来てもらえればと思います。受賞を糧に、山の手小学校の伝統として活動を引き継いでもらいたい」と述べた。