大相撲武蔵川部屋が表敬訪問

今年も別府合宿に訪れた武蔵川親方
(前列左から2人目)らが別府市を表敬訪問した

 大相撲武蔵川部屋が今年も九州場所を前に15日から20日まで、別府合宿を実施している。7回目。
 第67代横綱の武蔵川光偉親方、徳之武蔵龍太郎、別府市出身の武旺丸楓(中島から改名)の各力士が16日午後1時、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。羽瀬重幸別府相撲道振興協議会名誉顧問、安部一郎顧問、宇都宮太副会長、吉弘雄三事務局長が同席した。
 長野市長が「親方も力士の皆さんも『水が合う』というか食事も合い温泉もそうかもしれませんが、ご縁をいただいた以上はしっかりサポートさせていただきたいと思います。これからもずっと長いご縁をいただければと思います」と歓迎。
 武蔵川親方は「ここ数年、別府合宿の後の九州場所で結果を残している。練習場の土俵の土が良い」と話した。
 また、長野市長から九州場所のいきごみを聞かれた徳之武蔵氏は「一週間、しっかりとご飯を食べてお風呂に入って、九州場所で優勝できるように頑張ります」。
 武旺丸氏は「地元の皆さんに力をもらって、優勝めざして頑張ります」とそれぞれ力強く語った。
 途中、別府市出身の武旺丸氏から長野市長にお土産として武蔵川親方のデフォルメが描かれたTシャツがプレゼントされた。
 稽古は、コミュニティーセンターの敷地内にある相撲合宿練習場で、午前7時半から同10時過ぎまで行っており、一般の見学も可能。
 稽古は、コミュニティーセンターの敷地内にある相撲合宿練習場で行っている。
 表敬訪問終了後、武蔵川親方は「別府での稽古は一週間かけて上手くいくよう、ケガのないように頑張ります。市民の皆さんも、稽古が終わった後にお相撲さんと写真を撮ったりできる」
 「別府では、朝から温泉に入ることで疲れが取れる。東京ではできない贅沢。朝から晩まで、身体を温めて稽古場に行く。朝は冷えるので、温泉に入ることで体が動きやすくなる」
 「九州場所は会場に行ってから始まるのではなく、今から始まっている。攻める相撲、前に出る相撲をしないといけない。仕事でも前向きにしないと上手くいかない。それと一緒。別府市出身の力士がいるので応援してください」と話した。