
別府市は、令和7年度違反建築防止週間(15~21日)における一斉パトロールを16日午前10時、市内12カ所で行った。
違反建築防止週間は、昭和47年から全国で一斉に実施されている。建築基準法やその他の関係法令の理解と認識を深めて、違反建築を防止するとともに、建築基準法が定める建築のための諸手続の徹底を図る取り組みを行うことで、建築物の安全性の確保と良好な市街地環境の形成に資することが目的。
市職員、市消防本部、大分県建築士事務所協会別府支部、県建築士会別府支部、県建設業協会別府支部が参加。
山田栄治市都市計画課長が「別府市では、平成9年から実施しており、今年で29回目。特徴は、全国一斉に行われ、国土交通省から結果が公表されることと、法令順守などを主眼に置いていること。法に定められた中間検査、完了検査を受けることが市内の建築物の安全の確保につながると考えている。啓発に努めてもらいたい」とあいさつ。
2班に分かれて工事現場を訪れて、現場責任者らに話を聞き、看板の設置や工事監理の状況確認などを行い、チラシで違法建築防止を呼びかけた。訪れた現場では、違反はなかった。