県立別府翔青高校の吹奏楽部

デザインはそのままに真新しい衣装に身を包み、マーチングを披露した
フロアには、新旧の衣装が飾られた

 大分県立別府翔青高校吹奏楽部(高橋南々美部長)のマーチング新衣装お披露目コンサート「Forward March~30年の時代を超えて、新しい一歩へ~」が2日午後2時、ビーコンプラザで開催された。県立別府翔青高等学校吹奏楽部有志の会(伊藤かすみ会長)が主催。
 翔青高校は、市立別府商業高校、県立青山高校、県立羽室台高校が統合してできた学校。別府商業高校吹奏楽部の流れをくみ、マーチングの衣装も当時のものをずっと使用してきた。しかし、30年引き継いできた衣装は劣化が激しく、補修が難しくなったため、有志の会を中心に募金活動を行い、衣装を新調した。
 小幡英二校長が「皆さんのあたたかい寄付と多大な支援をいただき、30年ぶりにマーチングの歴史をしっかり受け継いだカレッジスタイルの衣装が完成しました。多くの思い出があるビーコンで記念すべき歴史の瞬間をできることをうれしく思います。これからもしっかり頑張るので、変わらぬご支援をいただきたい」とあいさつ。来賓の長野恭紘別府市長もお祝いの言葉を送った。
 第1部は、クラシックステージとして、別商吹奏楽部から引き継いだ翔青吹奏楽部の代名詞「ハイスクール・マーチ」を披露。「おもちゃのマルチャ!」などを演奏した。
 第2部は、これまでの衣装を身につけ、2・3年生が「オールディーズ!~Oldies but Goldies~」を披露。有志の会の伊藤会長が「2022年、全国総合文化祭で都心をパレードした時、私の中では、どの学校よりも光輝いて見えました。しかし、痛みも目立ち、熱がこもりやすく、保護者の中でもこれでいいのかという声もあった。伝統ある衣装を変えてもよいのか本当に悩みました。部員にアンケートをとったところ、部員が望んでいたのは、新しいデザインではありませんでした。伝統を未来へつないでいくことが何よりも大切だと信じていることに驚き、感動しました。多額の寄付をいただき、地域の皆さんのご協力でリニューアルをすることが出来ました」と思いを語った。
 真新しい、真っ赤な鮮やかな衣装を着た部員たちが登場すると、大きな拍手が送られ、「ジュビレーション!」を演奏。
 ドラムメジャーの横田七海さんがリニューアル部分を説明した。「赤いジャケット、白いズボンと赤いラインは絶対に残したかった」として、詰め襟に変更したことや、襟元と袖に翔青の「青」をいれ、後ろのスカートと呼ばれる部分を取り外せるようにした。帽子も新調した。
 アンコールのラストは、翔青の定番曲「テキーラ」で盛り上がった。
 コンサート終了後は、部員全員がフロアで「ハイスクール・マーチ」で観客を見送り、感謝の気持ちを伝えた。