日出町の若宮八幡神社に絵馬奉納

来年の干支「寅」をデザインした廣瀨さん(右)

 日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)で、来年の干支「寅」を描いた特大絵馬(横135㌢、縦100㌢)が8日午後3時、奉納され、法網清祓式が行われた。
 同神社には、宝永5年に日出藩第三代藩主・木下俊長公が寄進した絵馬殿があるが、絵馬は残されておらず、平成27年の「未」の年に日出中学校に依頼して、美術部員に絵馬の原画を描いてもらっている。今回で8回目で、24点の中から、総代会らで決めた。
 今回選ばれたのは、2年生の廣瀨梨乃さん(14)が描いた、躍動感あふれる虎の絵。細かい部分まで描かれていて、今にも飛び出してきそうな迫力ある作品となった。
 神事終了後、河村公司総会会長が「即決で廣瀨さんの作品に決めました」と説明。
 廣瀨さんは「みんな上手な中で、選ばれて、すごくうれしいです。毛並みや足が立体的になるようにしました。コロナで大変な時期なので、そういったものを吹き飛ばしてくれるように描きました」と話した。