ツーリズム別府特別大使を委嘱

毎年別府で自主トレをスタートさせている
内川選手(左)にツーリズム別府特別大使を委嘱した

 別府市は、プロ野球東京ヤクルトスワローズの内川聖一選手(39)を「ツーリズム別府特別大使」に委嘱し、委嘱式が20日午前9時、ハイパフォーマンスジム別府で行われた。
 内川選手は大分市出身で、県立大分工業高校を卒業後、平成12年に横浜ベイスターズにドラフト1位で入団。NPB(日本野球機構)における右打者歴代最高の代率をマークするなど、活躍。21年に福岡ソフトバンクホークスに移籍し、23年には史上2人目のセ・パ両リーグでの首位打者を獲得し、その年の最優秀選手に。WBC日本代表にも幾度も選ばれ、26年には、日本シリーズでの優勝に貢献したとして、同シリーズでのMVPを獲得した。
 平成28年からは、自主トレのスタートを別府市で行い、他球団の若手なども一緒に練習をするなど、球界を牽引してきた。令和2年にヤクルトに移籍し、日本一となった。
 長野恭紘別府市長が委嘱状、記念品の竹製の名刺入れと、名刺を手渡して「最高の結果が得られるように、別府市としてもサポートしていきたい」とあいさつ。
 内川選手は「出身は大分市なのですが、別府市は子どもの頃からゆかりのある場所で、プロに入ってからも自主トレを別府でスタートすることが当たり前になっている。野球選手なので、野球を通じて活躍することで、別府をPRしていければと思っています。コロナ禍ですが、感染予防対策をしっかりして、自主トレの様子を見に来て、応援していただければと思います」と話した。
 内川選手は自主トレを23日まで、市民球場で行っている。