大分県はこのほど、令和3年の宿泊客等の動向速報値を発表した。1年間の宿泊客数は、248万6974人で、前年と比べ、10%減少した。コロナ禍前の令和元年と比べると、49・1%減となった。
コロナの「第5波」が落ち着きを見せ始めた10月から徐々に宿泊客は増え、12月の速報値は32万229人で、3カ月連続で増加した。宿泊客のうち、日本人客は247万5371人、外国人宿泊客は、以前として入国規制が続いているため、1万1603人にとどまった。
日本人客の地域別は、福岡県が80万4011人(前年対比9・4%減)と最も多く、次いで大分県内51万7484人(同14%増)、その他九州・沖縄35万9010人(同12・2%減)、関東32万8428人(同4・6%減)などとなっている。
今年に入ってから、県内でもオミクロン株が猛威を振るい、急激な感染拡大となっている。再開した「新しいおおいた旅割」も一時停止を余儀なくされ、今後の観光客の動向にも大きな影響が出るかもしれないと危惧されている。