第10回浜松国際ピアノコンクール優勝記念演奏会「ジャン・チャクムル ピアノ・リサイタル」が6日午後3時、しいきアルゲリッチハウス・サロンで開催。約150人が入場した。
チャクムル氏は、トルコ人ピアニストで、2017年にスコットランド国際ピアノコンクール、18年に第10回浜松国際ピアノコンクールで優勝している。
今回のテーマは「ピアノで奏でる白鳥の湖」。
ソナタ(D・スカルラッティ)より4曲、春の夜(R・シューマン、F・リスト)、「ピアノのための短編小説」(E・ドメネク)より第4曲かくれんぼ、白鳥の歌(F・シューベルト、F・リスト全曲を、熱気あふれる入場者の前で、繊細で優雅な演奏をして深い感動を届けた。
福岡県の50歳代女性は「浜松コンクールを特集したテレビ番組を鑑賞して、そのコンクールで優勝した演奏者に興味がありました。前半のシューベルトが美しくて好きでした」、別府市の30歳代女性は「表現力豊かで美しい響きにうっとりしました」などと感想を述べた。