別府市は、持続可能な観光地づくりに関するプロジェクトチームを立ち上げ、17日午前9時、上下水道局会議室でキックオフミーティングを開いた。
新型コロナウイルスの影響で観光地は厳しい状況にあるが、持続可能な観光地となるために、域内経済循環の促進や市民生活向上と両立した観光振興の観点から、どのような取り組みができるかを庁内で検討するためのチームで、各部・課から横断的に職員が集められた。
長野恭紘別府市長が職員を代表して、安部政信企画戦略部長に辞令を手渡して「別府は、観光という大きな強み、武器を持っている。観光は、市民の幸せのための手段。人口減少などで税収が伸びない厳しい状況の中で、『外貨』獲得の対策は、何となくではなく、データに基づいた、みんなが納得できる戦略が必要。皆さんには、常識や前例にとらわれず、タブーなしでやってもらいたい。楽しい議論をしないと、前には進まない。将来のワクワクする別府を思い描き、素晴らしい案を出してもらいたい。通常業務と兼任で大変だとは思いますが、良い意見を出し、市民と共有し、同じ方向を向いて見える化し、共に協力して頑張れるものが出来ればと思います」とあいさつをした。
会議は非公開で行われた。プロジェクト立ち上げに伴う人事異動は次のとおり(敬称略、いずれも現職と兼任)。
▽本部長=安部政信企画戦略部長、松川幸路観光・産業部長▽プロジェクト員=津田由記子資産税課主査、前川真輝債権管理課主任、小川裕子財政課主査、後藤寛和観光課主査、河野周平温泉課主査、吉田圭佑公営競技事務所主任、原田直樹ひと・くらし支援課主査、國廣幸子保険年金課主任、鈴木綾恵スポーツ推進課事務員、中尾隆宏都市計画課主査、三代大秘書広報課広報戦略係長、工藤早和子同主事、首藤美穂自治連携課主査、中野憲汰防災危機管理課主事、干潟一郎監査事務局事務員(選挙管理委員会事務局併任)、渡邉康成市教委教育政策課主任、日名子正行消防本部警防課主査、中村隼上下水道局総務課主査