別府市役所の中庭でのんびりと

市役所中庭が集える場所にリニューアルした
朝来さん(左)と小町さんが記念演奏で魅了した

 別府市は、市役所の富士見通りに面した中庭を市民が集い、憩える場にしようと改修工事を行い、6日、リニューアルオープンイベントを開催した。
 午前10時半から、キッチンカー2台が登場し、ラーメンやカレー、スープご飯などを販売。新鮮な野菜などを販売する中庭マルシェも行われ、多くの人が買い求めていた。
 また、移動図書館や誰もが自由に本を貸し借りできる「みんなのほんばこ」も設置され、市役所西側の別府公園文化ゾーンに整備が予定されている、新図書館事業の機運の醸成を行った。移動図書館は今後、定期的に中庭で貸出を行うことにしている。
 また、オープン記念として、「第22回別府アルゲリッチ音楽祭プロモーションコンサート」を開催。バイオリンの朝来桂一さんとピアノの小町美佳さんが出演し、エルガー「愛のあいさつ」、クライスラー「愛の悲しみ」など6曲が演奏された。温かい陽気の中で、訪れた人たちは素晴らしい演奏を聞きながら、キッチンカーで購入した食事を食べて、のんびりとした時間を過ごし、楽しんでいた。
 中庭には日よけがついており、ベンチにはUSBポートもついていて、晴れた日にはテレワークや会議などコミュニケーションの場としても活用できる。
 長野恭紘別府市長は「中庭に集まっておしゃべりしたり、憩いの場として整備しました。これまでデッドスペースとなっていた場所を明るくゆっくり出来るスペースが出来ました。今後は、憩いの場として活用してもらいたい」と話した。