大分県は9日、4月29日から5月8日までのゴールデンウイーク期間の観光動向調査の結果を発表した。3年ぶりに規制のないゴールデンウイークとなったことから、規制があった前年と比べると、大幅に増加した。
観光施設の入場者数は、39万8626人。令和3年度(4月29日~5月5日)と比べて、130・9%増加した。屋外施設(16施設)は32万9076人(前年比138・7%増)、屋内施設(13施設)は6万9550人(同100・2%増)。
主な観光施設の入場者数を見ると、一番多かったのは、べっぷ地獄めぐりで5万7496人(同135・2%増)、次いで、九州自然動物公園アフリカンサファリ4万4241人(同113・4%増)、城島高原パーク3万9543人(同196・8%増)と新型コロナの感染予防を意識してか、屋外施設が多くなっている。伸び率で多いのは、別府ラクテンチの213・1%増、ハーモニーランド210・7%など。
宿泊施設(48施設)における宿泊客は、6万5502人(同99・2%増)。地域別では、別府地域(16施設)4万2050人(同125・5%増)、大分地域(8施設)1万2584人(同57・5%増)、竹田地域(6施設)4006人(同76・4%増)、由布院地域(5施設)2851人(同74・9%増)、日田地域(5施設)2315人(同67・1%増)、九重地域(4施設)999人(同52・1%増)、天瀬地域(4施設)697人(同136・3%増)だった。
フェリーの7航路で県内に上陸した人の数は3万3553人(同177・6%増)、空の便では、大分空港降客数は2万3976人(同146・1%増)。
コロナ禍前の水準には及ばないものの、多くの人が大分でのゴールデンウイークを楽しんだ。