社会福祉法人別府発達医療センターは24日午後4時15分、荘園・南荘園町公民館で、令和4年度「つるみほっこり村」の開講式を行った。
地域の小学生を対象に、放課後の学習指導と仲間同士の交流の場として、平成28年度から続けている。新型コロナウイルス感染症の影響で、中止が続いており、3年ぶりに再開した。
対象は、原則3・4年生で、10人程度。月2回実施し算数と国語を中心に、小・中・高校の教師OBがボランティア講師となり、宿題をみたり、プリント学習などを行う。単なる学力向上だけではなく、友だちやボランティアの人と楽しい時間を過ごしながら、学習習慣を身につけてもらう。以前は一緒にお茶をしたりお菓子を食べていたが、コロナ禍を配慮して、今回はおやつを持って帰ってもらう。
初日は3・4年生4人が参加。開講式で、江藤敏博事務局長が「これまで延べ30数人の子どもたちに利用してもらいました。学校とは違う場所で、先生や友達と交流を図り、勉強もしっかりとしてほしい」とあいさつ。
ボランティア講師を代表して、山添博司さんが「7人で皆さんのお手伝いをします。分からないところが分かるようになるのは、楽しいです。一緒に楽しくお勉強をしましょう」とあいさつをした。
子どもたちが自己紹介をして、さっそく第1回を実施。1つの机に1人ずつ座り、宿題の割り算や漢字の文章の書きとりなどに取り組んだ。先生たちは子どもたちの様子を見ながら「キレイな字だね」「よく出来ているね」などと声をかけながら、ていねいに教えていた。