別府西中学校の建設安全祈願祭

別部西中学校の完成予想図
関係者が出席して工事期間中の安全を祈願した

 浜脇中学校と山の手中学校の統合校「別府西中学校」の管理教室棟外新築工事の安全祈願祭が21日午前10時から、現地で行われた。
 別府西中学校は、「思いやりを育み、地域ととも歩む学校」を基本方針として、人にやさしい「生きる力」を育む学校、学校と地域社会をつなぐ「別府らしさ」のある学校、環境に配慮した学校ーを建設における基本的な考えとしている。
 管理教室棟は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て。1階に多目的ホール、メディアセンター、パソコン室、調理室、事務室、校長室など。2階には教室、特別支援教室、技術室、放送室、多目的ルーム、生徒会室、部室。3階に教室、特別支援教室、理科室、倉庫、プール。4階に教室、美術室、音楽室などを設置する。他に、屋外倉庫棟、クラブ部室棟をそれぞれ平屋で建設する。設計は、株式会社梓設計九州支社、工事監理は東九州設計工房株式会社。施工は、本体工事が光・三光・後藤建設工事共同企業体、電気設備が別電・交永建設工事共同企業体、機械設備は小俣・和光・森建設工事共同企業体が請け負う。総事業費は約30億円。令和3年3月1日の完成を目指す。
 安全祈願祭は、関係者約50人が出席。八幡朝見神社の神日出男宮司が神事を執り行った。
 神事終了後、長野恭紘別府市長が「1階には、地域と学校をつなぐ、多目的ホールを設置し、廊下は生徒や教員、他学年が交流できるようなロッカースペースを作り、防災拠点としての機能も持つ。より良い教育環境で、地域に開かれた学校になることを期待しています。工事終了まで、地域の方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いします」とあいさつ。
 来賓の萩野忠好市議会議長が祝辞。工事施工業者を代表して、光・三光・後藤建設工事共同企業体の大附嘉孝光綜合工業株式会社代表取締役が「中学校としては初の統合校で、私個人としては少子化により統合する学校の建設は少し寂しい感がありますが、時代と環境にあったものをつくることが大切だと思います。長い工事期間ですので、安全を第一に、安心、安全、快適に過ごせる学び舎を全力で作りたい」と述べた。

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