山の手ひとまち協議会が事務所開設

関係者で看板を設置した
楽しくデジタルを進める「地域デジタルクラブ」を発足

 山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平石栄二会長)は4日午後2時半、別府市立別府西中学校のコミュニティルームに協議会の事務所を設置した。活動の拠点となる事務所を設置したのは、朝日大平山に続いて2カ所目。
 別府市は、概ね中学校単位で中規模多機能自治の形成を目指して7自治区で協議会設置を進め、現在はすべての自治区で協議会が立ち上がり、共通の課題解決に向けて取り組みを進めている。中でも、山の手は一番最初に協議会を立ち上げて活発に活動をしている。
 平石会長が「市長、教育長、学校長の配慮で、事務所をコミュニティルームに開かせていただき、うれしく思っています。これを契機にますます協議会を発展させることを誓います。皆さんの期待に添えるように頑張ります」とあいさつ。
 長野市長は「山の手はこれまでも先頭に立って活動をしてもらっています。俯瞰して見ることで、新しい発見もあると思います。行政も地域のパートナーとして一緒に地域の発展のために汗をかきたい」と述べた。関係者で看板を掲げた。
 引き続き、令和4年度デジタル推進事業についての説明会が行われた。山の手では、新型コロナウイルスワクチンの予約をする際に当初は電話がつながりにくく、インターネットで予約しようとしてもお年寄りには難しい部分もあった経験から、スマホ教室を開催したりしてデジタル人材の育成に力を入れてきた。
 今回、地域デジタルクラブ(後藤智部長)を立ち上げ、地域内の人材交流や育成、スマホ操作研修などを行い、スマホを楽しく活用して脳活をし「楽しくいきいき電活町内」を目指す。また、ハード面では、情報発信基地の整備を行い、ネットワーク事業では、SNSを利用して情報発信などを行う。まずは、リーダーの育成を行う。大学生や中学生にも参加してもらい、幅広い年代で交流をしながらデジタル化を進めたい考え。
 平石会長は「行政はデジタルファースト宣言をして、どんどん進んでいく。それを受け取る側もデジタル化を進めていきたい」と話した。