別府ブルーバード劇場を応援する有志で構成されている「別府短編映画制作実行委員会」会長=岡村照別府ブルーバード劇場館長=は第2作「大怪獣ブゴン」のプレミアム上映会が18日午後7時、別府ブルーバード劇場3階で開催し、170人が訪れた。
同実行委員で映画ライターの森田真帆さんのあいさつ後、「大怪獣ブゴン」を上映。
その中で、昨年12月に閉館した別府温泉杉乃井ホテルの「Hana館」ロビーの爆破シーンでは映画を見ていた来場者からは「すごい」と歓声が挙がった。また、途中のシーンでも笑いや歓声が挙がっていた。上映後は大きな拍手が響いた。
舞台あいさつで、森田さんがMCを務め、田口清隆監督、主演の青柳尊哉さんが登壇した。両名ともPCR検査をし陰性が確認されており、客席までの距離が保たれているため、マスクを外しての舞台あいさつとなった。
森田さんが「一緒に皆さんとブゴンを見てどうでしたか」と問うと、田口監督は「昨日の午前3時に森田さんに東京からデータを送って、そのまま昼に別府入りするというギリギリまでしていました。岡村館長の隣で見て、本当に感動しました」。
青柳さんは「僕と監督はびびりながら真ん中の席で見させていただきました。ウケなかったらどうしようかと思いました」とそれぞれ話した。
森田さんの「皆さんの反応はどうでしたか」という質問に、田口監督は「映画館で見るということは、いろんな人と同時に見ることが快感になる。作った側からすると、笑ってもらったり『お~』となる瞬間は嬉しくなる」と述べた。
続いて、似内隆晃オリックス・ホテルマネジメント(株)取締役社長兼杉乃井ホテル&リゾート(株)代表取締役社長が登壇し、爆破シーンを見たことを聞かれ「純粋にド迫力。楽しませていただきました。あんなに激しい爆破とは思わなかった。もっと小規模なものをイメージしていた。今日見てびっくりした」と答えた。
そのほか、映画の内容や裏話についても話した。
続いて、大分怪獣クラブの清水尚美さん、清水希美さんのエスコートで大怪獣ブゴンが登場すると、会場が沸いた。
ブゴンも一緒に記念撮影をし、抽選会、サイン会を行い、最後まで会場はファンの熱気に包まれていた。
抽選会でブゴンのソフビが当たった母親と来場した怪獣好きの男児は「とても楽しみにしていた。ブゴンは格好良かった。友だちにブゴンの事を話す。(主演の青柳さんが演じた)ウルトラマンオーブに出てくるジャグラスジャグラーが好き。だからどうしてもブゴンも見たかった。次はお父さんと見に来る」と話した。
「大怪獣ブゴン」は19日から、別府ブルーバード劇場で見ることができる。