駐日ドイツ連邦共和国大使が講話

講話をするクレメンス・フォン・ゲッツェ博士

 別府大学は「駐日ドイツ連邦共和国大使の講話」を7日午後1時40分、同大学メディア教育・研究センター4階メディアホールで開催し、同大学史学文化財学科、国際経営学科、国際言語・文化学科の学生約130人が出席した。
 今回の講師は、駐日ドイツ連邦共和国大使のクレメンス・フォン・ゲッツェ博士。2年前からドイツ大使館による大分市の桜ケ丘聖地(第一次世界大戦時、大分収容所で病死した2人のドイツ兵を埋葬)の公式墓参が行われており、今年は、ゲッツェ大使が来県した。
 ゲッツェ大使は「ドイツと日本―21世紀を形作るための信頼できるパートナー」と題して講演
 日本とドイツの繋がりを様々な例を挙げながら歴史的にも現在も強いつながりがあることを説明。また、最近のウクライナ侵攻についても触れ、今回のロシアの行動が欧州の安全保障化関係をひと昔前に戻してしまったこと、アジア太平洋地域においてもリスクが高くなっていることについても話した。これから日本とドイツが経済及び軍事の安全保障面で協力しながら信頼できるパートナーになれる可能性についても話した。
 最後に学生に向けて「日本とドイツは社会構造が似ており、政治的にも似ているので、皆さんが在学中や卒業した後に何かを行うときドイツのパートナーを探してくれると嬉しい」とメッセージを述べた。