ヴェルスパ大分別府拠点に

少し肌寒い中、パス回しなどで体を動かし今シーズンをスタートさせたヴェルスパ大分

 サッカーJFL所属のヴェルスパ大分は16日、実相寺のサッカー競技場で2023年シーズンをスタートさせた。今シーズンから、練習拠点をホームタウンの別府市に移し、J3への昇格を目指す。
 ヴェルスパ大分は昨年、J3へのライセンス資格を取得したものの、12勝11敗7分と8位に終わった。オフには、主力選手の一部が移籍するなどしたが、新たに9人が加入。一丸となって優勝し、昇格を勝ち取りたいところ。
 午前10時すぎにミーティングを終えてグラウンドに姿を現した選手は「やっとサッカーができる」と笑顔をみせた。シーズンが始まる緊張感もありつつ、全体的には和気あいあいとした雰囲気。まずは、練習を見に来てくれたサポーターのもとに走っていき「今年も応援お願いします」と一礼すると、サポーターからは大きな拍手が送られた。
 練習は約1時間半、ストレッチや5人1組で様々なパターンのパス回しなどを行った。2月には、別府市での合宿も予定されている。
 初日を終えて、チームを率いて3年目となる山橋貴史監督は「昨年は一度も上位にいけず、力を出し切れなかった」と昨シーズンを振り返り「開幕から上位を狙っていく。ホームでサポーターに楽しんでもらえるようなゲームがしたい。攻守にわたり、よい補強ができたと思う。1月は体づくりをしていきたい」と話した。
 今シーズンの第1節はホームでの試合で、3月12日午後1時、MIOびわこ滋賀と対戦する。