岩屋氏、防衛力強化を語る

反撃能力について説明する岩屋毅氏

 元防衛大臣の岩屋毅衆議院議員が13日来社。日米の外務・防衛担当閣僚「2プラス2」経験者として日本の防衛力強化について、次のように語った。
 日本周辺の厳しい安全保障環境を考えると、防衛力は強化しなければなりません。そのためには国民の理解と協力が何より大事で、政府・与党として丁寧に説明する努力が必要です。米国だけでなく、英仏独豪印といろんな国々と安全保障の枠組みをつくり、インド太平洋地域に紛争が起きないようにしなければなりません。
 反撃能力(敵基地攻撃能力)は、文字どおり反撃であって、先制攻撃はしないことを国の内外に説明する必要があります。やられたら、やり返す力を持つことで相手の国に日本を攻めるのを思いとどまらせるのが目的なのです。
 防衛力強化の財源ねん出のため政府が努力するのは当然で、足りない部分は国民に率直に説明して必要最小限の協力・負担をお願いする。法人税、たばこ税の増税と復興税の延長について、丁寧な説明が求められます。この一年かけて財源ねん出の議論をしていきます。