気温は10年に一度程度の低温

断続的に降り続いた雪で市内は銀世界に(24日午後3時半)

 大分県地方気象台は25日午前5時53分、大雪と低温に関する気象情報を発表した。
 九州北部地方では、上空約1500㍍に氷点下12度以下の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっている。このため、中部、北部、西部では、25日昼前(午前9時から正午)にかけて、平地、山地ともに大雪に注意が必要となっている。気温は、26日にかけて平年よりかなり低くなり、10年に一度の低温となる。
 降雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理、低温による水道管の凍結に注意するよう呼びかけている。
 また別府市内では、死亡事案や軽症事案が発生している。
 別府警察署によると、24日午前11時54分に大字南畑の路上で大字内竈在住の団体職員、高原重伸さん(62)が死亡した。高原さんは親族1人が同乗している車を運転中、倒木が道を塞いでいたため、それを撤去しようとした。その際、倒れてきた倒木が高原さんに当たった。親族が国道500号まで行き、通行人に助けを求めた。通行人と歩いて現場まで行き、119番通報。救急車で市内の病院に搬送されたが、同日午後1時12分に死亡が確認された。死因は重症頭部外傷。また、同日午後に田の湯町で90歳代女性が風にあおられて転倒。軽症だった。
 雪の実況(同日午前3時の時点の積雪の深さ)、雪の予報(25日午前6時からの24時間降雪量、山地は標高200㍍を超える地域)は、次のとおり。
 【実況】▽日田=5㌢▽中津=1㌢
 【予報】▽山地=3㌢▽平地=1㌢