別府市立別府西中学校で交流会

伊沢さん(右)からのクイズに挑戦し正解した生徒が解き方を説明

 別府市立別府西中学校(杉原勉校長)に28日午後1時、東大出身でクイズ王として人気の伊沢拓司さんが代表を務めるQuizKnock(クイズノック)が訪れ、3年生約120人と交流をした。
 生徒の希望で実現したもので、伊沢さんが登場すると、大きな拍手が起こった。はじめにクイズ大会を実施。3種類のクイズを6問行った。まずクイズを解いてみて、正解した生徒からどうやって解いたのを聞いて、もう1問に挑戦する。スクリーンに問題が出されると、生徒は普段使っているダブレットを使って答えを入力。伊沢さんも同じアプリを使って、正否を確認。生徒の解き方を聞いて伊沢さんは「いいアイデアだね」などと話し、オリジナルノートをプレゼント。「聞いたアイデアは、良いと思えば使えばいいし、自分の解き方には合わないなと思えば使わなくてもいい。自分で判断することが大切」などとアドバイス。生徒はクイズに熱中し、分かった瞬間に「きた!」と大喜びする姿などが見られた。
 講演後の質問タイムでは、生徒から「夏休みの課題が多い時のモチベーションは」「集中力を維持するためにはどうしたよいですか」などの質問が出た。伊沢さんは「夏休みの宿題はためるタイプだったので、やれるものからやっていた。難しいものからやるのが良い人もいると思う。長時間集中するのは苦手で、長く集中することが目的ではない。20~30分集中して、集中力が切れたなと感じたら、水を飲みに行ったり、散歩したりしてからまた20~30分間集中することをしていた」などと話した。
 宇都宮桃佳さん(14)は「話がとても分かりやすく、楽しかった。目標は自分の中に持っているだけではなく、現状を把握して、課題をたてていくことが大切だと思った」と話した。