2025年に開催される「大阪・関西万博」を契機に、多くの観光客らに西日本・九州に来てもらうため、西日本、九州地域の12首長が24日、マリンメッセ福岡で「西日本・九州ゴールデンルートアライアンス(通称・西のゴールデンルート)」設立を表明した。
外国人観光客が東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪を巡る観光周遊ルート、通称「ゴールデンルート」があるが、西日本と九州が一体となって、さらに西側への観光誘客に取り組む。大阪よりも西の地域で陸、海、空でつながる観光周遊ルートを創設、形成に賛同する自治体首長の連合体として立ち上げた。
参加するのは、福岡県の福岡市、北九州市、大分県別府市、鹿児島市、宮崎市、佐賀県武雄市、熊本市、長崎市、山口県下関市、兵庫県神戸市、岡山県、広島県の各首長。
当日は、万博への機運醸成のため、福岡カンファレンス「万博への一歩、その先の未来へ」が開催され、その中で設立を表明し、長野恭紘別府市長も出席した。高島宗一郎福岡市長、伊原木隆太岡山県知事、武内和久北九州市長、小松政武雄市長、清山知憲宮崎市長、下鶴隆央鹿児島市長も登壇し、それぞれの観光への取り組みなどについて話した。
「西のゴールデンルート」の具体的な取り組みはこれからだが、まずは認知度を高めて、より多くの観光客を西側に誘導したい考え。