日出町と九州電力送配電株式会社別府配電事業所(大村祐司所長)は、災害予防に関する事前伐採協定の締結式を27日午前11時半、日出町役場で開催した。
災害で倒木によって電線に影響が出て、停電をするケースを防ぐために、倒壊の危険がある樹木を事前に伐採するというもの。これまで、樹木が倒れたあとに九電が処理をしていたものを、町と共同で事前予防に取り組む。
本田博文町長と大村所長が協定書に押印をした。本田町長は「災害時の停電を予防する意味で、意義のある協定だと思います。日出町でも、令和4年の台風で3900戸が停電することがあり、復旧に2日間かかりました。停電は死活問題で、安全供給が求められています。支障木の伐採に取り組み、町が目指す安全安心なまちづくりに協力をいただきたい」。
大村所長は「台風などで倒木によって配電線に影響が出ることは、大きな課題だと考えており、協定はありがたい。町民の安全安心が守られることに貢献したい」とそれぞれあいさつをした。