令和6年第1回市議会定例会開会

本会議の冒頭で能登半島地震の
犠牲者へ黙とうを捧げた

 別府市議会は、令和6年第1回定例会を29日午前10時、本会議場で開会した。
 はじめに、1月に発生した能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げた。
 引き続き、会期を3月25日までとすることを決定。長野恭紘別府市長が「能登半島地震により、犠牲となられた方々に対し、深く哀悼の意を表するとともに、被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます」とし、別府市の支援状況について説明。「昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、ようやく賑わいが戻りました。今年はコロナからの完全復活元年として、コロナ禍から準備をしてきた高付加価値化への取組を加速し、輝く未来に向け、市民の皆様が心から幸せを実感できるまちづくりを目指し、より一層邁進してまいります」とし、春のセンバツ高校野球大会に3年ぶりに明豊高校が出場することや、将棋の第82期名人戦第4局が5月に別府市で開催されること、市政に関する報告を行った。
 令和6年度市政運営の基本方針について「第2期別府市総合戦略の最終年度であり、これまでの実績や成果を検証するとともに、これからの別府市の方向性を定めていく重要な年となるため、未来に向けてしっかりと種を蒔き、必要な施策に取り組んでまいります」とし、▽市民生活や福祉に関する取組▽こどもまんなか社会の実現に向けた取組▽観光・経済に関する取組などをあげた。
 また、市制100周年記念事業について触れ、「来年3月まで1年かけて記念行事を行います。まだ見ぬ未来の別府への想い、そこが起点となり、心豊かで新しい別府が始まります。先人に感謝し、市民総参加で別府市の100周年を祝い、次の100年に向けてさらなる発展を目指していく」と述べた。
 本会議は考案のため休会とし、5日に再開して議案質疑を行う。