バス乗り場でテロ想定

テロリストによる有毒物質がまかれたことを想定して防護服でケガ人の確認などに当った

 別府市は、令和元年別府市国民保護実働訓練を3日午前9時半から、別府公園東側駐車場で行った。市、市消防本部、陸上自衛隊第41普通科連盟、別府警察署、県防災航空隊、新別府病院、厚生連鶴見病院、大分市消防局、由布市消防本部、杵築速見消防本部から約150人が参加した。
 9、10月に開催されるラグビーワールドカップ2019日本大会で、別府公園は大分での試合会場へのシャトルバスの乗り場となっており、乗降場で化学テロや刃物での切りつけ事件が発生して多くの負傷者が出たーとの想定で行われた。
 バスの出発を待っている人のところに、バスの内外で男が有毒物質を振りまき、持っていた刃物で周辺の人に切りつけた。駆けつけた消防隊が周辺をロープで囲い、防護服を着て被害者の元へ。ケガの確認をする一方で、軽傷者には有毒物質の洗浄を行い、エアテントをはって大分DMATの協力を得てケガ人の手当を行った。上空にはヘリも飛び、警戒に当った。
 参加者はテロに戸惑いながらも、冷静な判断をして救急隊が来るまで、軽傷者が重傷者の手当をするなどした。最後に、川上隆・副市長が講評をした。

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