別府溝部学園高校の令和6年度第50回戴帽式が25日午前10時、同校体育館で開催された。看護科21回生29人が本格的な看護の道への第一歩を踏み出した。
佐藤清信校長があいさつ。一人ひとりの名前が呼ばれ、ナースキャップをつけてもらうと、ロウソクを手に、ナイチンゲール像から聖火を受け継いだ。全員で、ナイチンゲール誓詞を朗読し、決意を新たにした様子だった。
溝部佳子別府溝部学園短期大学副学長(理事長代理)、池田文恵杵築市立山香病院看護部長があいさつ。看護専攻科1年から花束が贈られた。
戴帽生を代表して、吉廣心愛さんが「夢と希望を胸に看護師になるための学習のスタートに立った1年生。先生方のていねいで優しい授業は楽しく、学べることがうれしく思う反面、初めての専門用語などを十分に理解するのは、多くの時間と努力を要しました。授業内容も専門的になった2年生。高齢者施設実習がコロナの影響で校内での代替実習になりました。行動に根拠を持つことの大切さを学びました。これからの道のりは楽しいことだけではなく、辛いこと、悲しいことなどが待ち構えているかもしれません、それを乗り越えた先にあるのは、私たちの夢と希望である看護師。ナースキャップをいただき、看護の光、心の光である灯のように温かく、心を照らすような優しさと思いやりのある看護師を目指し、ナイチンゲールの思いを引き継ぎます」と述べた。