別府東ロータリークラブ(甲斐文明会長)は、奉仕プロジェクトとして「子どもたちの職業体験」を16日午前9時、鉄輪地区で実施。明星小学校の4年生や学校関係者、ガイド指導、RCメンバーら約40人が参加した。
鉄輪で地域ガイドを体験し、地域を歩いて自分の言葉で伝えることで知識の定着と地元への愛着の醸成を図るのが目的。また、竹細工体験で伝統工芸への理解を深めてもらい、熊本地震の経験を伝える防災教育なども行った。職業体験は以前から企画をしていたが、コロナ禍で実施できずにいた。
午前中は、地熱観光ラボ縁間で防災教育を受け、竹細工を体験した。細い竹ひごを編み込んで丸いカタチにしていく。子どもたちは、大人に教えてもらいながら真剣な表情で集中して編み上げていった。なかには2個作る子どももいた。
お昼は縁間で地獄蒸しを体験。代表4人が地獄釜に食材を入れ、噴気で約2分蒸すと、アツアツの地獄蒸しが完成。子どもたちは地獄蒸しを「おいしい」「甘い」と大喜びで味わっていた。
午後からは、鉄輪地区を3つのルートに分けてガイドに挑戦した。中原さくらさん(10)は「(竹細工は)初めてで、結構難しかった。やればやるほど難しくなったけど、出来はまあまあだった。1つ1つ手作りで、思いが込められていると思った」と話した。